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オットー・ハーン (Otto Hahn) は、西ドイツ(当時)が建造した原子力鉱石運搬船。船名は化学者・物理学者のオットー・ハーンにちなむ。 == 概要 == 西ドイツは1960年から原子力船の研究開発を始めたが、唯一建造されたのが本船で、1968年にキールのホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船で竣工した。 搭載原子炉はバブコック・インターアトム社製の加圧水型1基で、熱出力は38メガワット、燃料棒の数は16本であった。 所属はハンブルクの造船海運原子力利用会社で、竣工後、実験航海を行ってデータ収集を行い、1970年からは鉱石輸送等の商業航海を実施、最初の燃料交換が行われた1972年までの4年間に25kgのウランで25万海里を航行した。 しかし、1979年には原子力船としての稼働を終了し、原子炉を撤去。 その後、ブレーマーハーフェンのリックマース造船所で主機を日本の赤坂鉄工所製7UEC60HA型ディーゼル1基(12,600馬力)に換装、積載数1,181TEUのコンテナ船に改装され、1983年にプロジェックス社の「トロフィー(Trophy)」として完成した。 同年11月にはノラシア・ラインがチャーターして「ノラシア・スーザン(Norasia Susan)」となり、その後さらに「ノラシア・ヘルガ(Norasia Helga)」、「ファ・カン・ヘ(Hua Kang He)」、「アナイス(Anais)」、「タル(Tal)」、「マドレ(Madre)」と改名や船主の変更を繰り返した後、2009年にインドで解体された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オットー・ハーン (原子力船)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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